【ボート】尼崎G1 稲田浩二が地元では初のG1タイトル獲得

 地元の尼崎では初となるG1タイトルを手にした稲田浩二
 地元で初のG1勝利をつかんだ稲田浩二
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 「G1・尼崎センプルカップ」(1日、尼崎)

 1号艇の稲田浩二(37)=兵庫・94期・A1=がイン逃げで勝利し、地元では初となるG1タイトルを獲得した。2着は桐生順平、3着は椎名豊が続いた。

 「ホッとしました。プレッシャーがすごかった」-。名の通り実りの秋に大きなタイトルを手にした稲田だがいつものように冷静にレースを振り返った。

 インからコンマ14のSを放ったが、2号艇の篠崎仁志が08、椎名が09でスリットを先行。それでも「外が前に見えていたが伸び返すと思った。仕上がりが良かったので」と1Mを先制すると、グッと後続を引き離し、そこからは1人旅でゴールを最初に駆け抜けた。

 SGウイナーが18人もそろった激戦を予選トップからの王道Vで制し、これで優勝は前節のびわこG3戦に続き、今年は3回目、通算44回目となった。

 このG1勝利で来年のボートレースクラシック(23年3月16~21日・平和島)の出場権を獲得し、優勝賞金も1000万円を加算。賞金王争いは16位にまで引き上げた。

 前回当地の7月、オーシャンカップでは準Vと、悲願のSGタイトルにも手が届くところにいる稲田は「(グランプリ出場枠の)18人というところは夢なので頑張りたい。年末を狙って気持ちを入れていく」と珍しく声を高ぶらせた。

 今後も“イナダッシュ”と称される快Sを武器に大村で行われる「グランプリ」(12月13~18日)に向け、勝利を積み重ねていく。

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