過去３年、このレースでハナを奪ってきたモズスーパーフレアが引退。とはいえ、Ｇ１のスプリント戦だけに、前半３Ｆは３３秒０前後のペースで推移することが想定される。先週から芝はＣコースを使用。馬場の内めをロスなく立ち回った馬の活躍が目立ったことからも、例年以上に先行タイプや内枠に入った馬の評価を上げる必要があるだろう。

　主導権を握るのは最内枠を引いた①テイエムスパーダ。内めの枠に入った②ジャンダルム、④ダイアトニックが続く。前走は２番手からうまい立ち回りを見せた⑧ファストフォースも前々での競馬を選択するはず。

　絶好のポジションを確保できそうなのが⑦ウインマーベル。③メイショウミモザ、⑤エイティーンガール、⑥ナランフレグが、いずれも追い込み脚質ということもあり、すんなり５、６番手から運ぶことができそうだ。レースを使われながら着実に力をつけてきた３歳馬が、好位差しからＶのチャンスをうかがう。