【競輪】熊本記念in久留米 郡司浩平が今年3回目のG3優勝 カマした深谷知広を差す
「火の国杯争奪戦in久留米・G3」(4日、久留米)
12Rで決勝が行われ、郡司浩平(32)=神奈川・99期・SS=がカマした深谷知広(静岡)を差して1着。4月の川崎記念以来、今年3回目、通算15回目のG3優勝を飾り、賞金438万円を獲得した。村上博幸(京都)が松浦悠士(広島)目標から直線で中を割って2着。果敢に風を切った深谷は3着に入った。
レースは正攻法から8番手まで下げた深谷が、2車ながらも打鐘前からカマす。出切っていた小松崎大地(福島)-守沢太志(秋田)-佐々木雄一(福島)-高橋陽介(青森)をあっさりと4角手前でとらえた深谷がハイペースで飛ばす。7番手に置かれた松浦が最終2角からスパート。いい勢いで前団に襲いかかるが、郡司がうまくけん制。その隙に村上が中をこじ開けてきたが、郡司は村上と接触しながらも、うまく抜け出して1着でゴールした。
「最近は記念で決勝に乗れていたけど、なかなか優勝に手が届かなかった」。4月の川崎記念を松浦と同着優勝を飾ってから、G3で6場所ぶりのVゴール。直前にG2・共同通信社杯(名古屋)を制した勢いも手伝って、通算15回目のG3優勝をもぎ取った。
今年の獲得賞金ランクは5位。安全圏に入っているが、G1優勝を飾って、地元地区で開催のKEIRINグランプリ2022(12月30日・平塚)に臨みたい。「共同通信社杯優勝者として恥じないレースができました。年末まで一生懸命に走ります」。次場所の寬仁親王牌(20~23日・前橋)は、昨年2月の全日本選抜(川崎)以来のG1制覇に挑む。