【2歳馬格付けチェック】ドルチェモア 冷静さ、決め脚を高評価 母は13年桜花賞馬アユサン
23年春のクラシック戦線に向けて、現2歳世代を独断で格付けする。今週の牝馬は出世レースのサウジアラビアRCを無傷2連勝で制したドルチェモアが、トップに躍り出た。Vタイムの1分33秒4自体は時計が出やすかった芝の状態を考えれば平凡と言えるもの。ただ、逃げ馬が後続を大きく引き離す特殊な展開の中で、2番手から冷静に運び、ゴール前できっちりかわしたレースぶりは高く評価できる。母が13年桜花賞馬アユサンという部分も加点材料となった。
同レースの4着馬ノッキングポイントは2位に後退。休み明けのせいか直線でギアが上がらず、本気で走っていない感じだっただけに、あの一戦だけで見限るのは早計だろう。
牝馬はもみじSを勝ったウンブライルが3位にランクイン。距離には限界があるかもしれないが、世代トップ級の決め手は魅力だ。