西谷凜が引退 4月に保護ベスト改造で騎乗停止
デビュー2年目の西谷凜騎手(20)=栗東・谷=が、今月いっぱいで騎手を引退し、11月1日付で茶木厩舎の調教助手に転身することが分かった。
4月23日の福島1Rに騎乗した際、少しでも軽くするため保護ベストのクッションを抜くなどの不正改造を行い、負担重量に関する注意義務を怠ったとして今年2度目の騎乗停止処分に。その後、思案した末に引退を決意した。
西谷凜は「馬が好きで目指した仕事でしたが、体重管理が最優先になってしまい、レースにも集中し切れなくなっていました。多くの方にご迷惑をお掛けした中、それでも復帰を待っていてくださるファンの方がおられたので気持ちが揺らいでいましたが、自分は馬を育てることも好きですし、楽しく仕事ができる方を選択しました。師匠の谷先生には最後まで面倒を見ていただき、感謝しかありません。今後は茶木厩舎の一員として、ファンに愛される馬を育てていきたいです」とコメントした。21日現在でJRA通算5勝、地方1勝。