【菊花賞】展開から浮上するのはこの馬だ
「菊花賞・G1」(23日、阪神)
昨年に続いて阪神での開催。内回りコースが使用され、外を回って追い上げるのは難しい条件だ。先行馬を中心に予想を組み立てるのがセオリーだろう。
皐月賞、ダービーでは、ともに一度は先頭に立って5、3着に好走したアスクビクターモアが中心。前走のトライアルでは勝ち馬のいい目標になってしまったが、同じミスは犯さないはず。逃げるのはビーアストニッシド、セイウンハーデス、あるいはポッドボレットか。ただ、どの馬が逃げても、かなりのスローが想定される。スッと3、4番手の好位のポジションを確保。後続の目標にされないようにロングスパートを仕掛けて、最後は持久力勝負に持ち込んでしまえば、勝機がグッと近づくことは間違いない。
面白い存在になりそうなのがディナースタ。近2走はいずれもレース途中から動いて、見事なまくりを決めている。今回もおそらく同じ戦法に出ることが予想される。G1で同じ手が通用するかは疑問だが、展開の鍵を握る1頭であることは間違いない。