今村聖奈が44勝目に到達!菜七子の女性騎手年間最多勝記録更新 「応援され、尊敬される存在になりたい」
23日の新潟2Rでフェステスバント(牝2歳、栗東・藤岡)を逃げ切りVへ導き、今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島=がJRA通算44勝目に到達。19年に藤田菜七子騎手が記録した、女性騎手年間最多となる43勝を更新した。
聖奈は「1Rは1番人気の馬で2着。精いっぱい乗りましたが、悔いの残るレースでした。ただ、2Rもいい馬なので、それを引きずらず、ケンカしないように気持ち良くレースをしようと思って乗りました。新潟の外回りは逃げ粘るのが難しいのですが、逃げられたことで自分の考え得るコースを通れたのが良かったと思います」とレースを回顧。お立ち台ではここに至るまでの思い、今後への意気込みを問われ、
「1年前はちょうど模擬レースで東京競馬場とかで乗りだしていて、1年後の自分がどうなっているか想像できませんでした。たくさんの支えがあって、多くの勝ち星を挙げることができましたが、失敗したレースも多く、それでも乗せてくれた関係者の皆さんには感謝しています。
先日、競馬学校の合格者が発表されましたが、2人の女性もいました。どんどん女性騎手の卵が多くなってきました。私も父の影響はありましたが、菜七子さんの背中を見てジョッキーになりたいと思っていました。これからは私を見て、妹みたいな子たちがいい刺激を受けてジョッキーになりたいと思ってもらえたらうれしいです。それに恥じない言動、行動をしていきたいし、応援され、尊敬される存在になりたいです。
デビュー以来、新潟ではいい流れです。2場開催の時は思うようにいきませんでした。来月からは外国のトップジョッキーも来るので、いいところを勉強し、聞きにもいきたいです。そして少しでも、そんなトップジョッキーと戦えるように努力していきたいです」とコメントした。