「加藤峻二杯」（２６日、戸田）

　５月にデビューした塚越海斗（２４）＝群馬・１３０期・Ｂ２＝が、戸田２日目１Ｒに６号艇で出走し、６コース差しでデビュー初勝利を飾った。通算７０走目。１３０期の新人では中山翔太（三重）、倉富大誠（愛知）に次いで３人目の達成となった。

　レースは４コースの上村宏太（東京）が仕掛けたが、１周１Ｍでまさかの振り込み。塚越はガラ空きの最内を突き抜けて先頭に立ち、そのままトップを守って初勝利のゴールを駆け抜けた。「うれしかったですね。デビュー期で挙げたいと思っていました」と思わぬ展開をモノにして喜びを爆発させた。

　ボートレースでは最も不利な６号艇。しかも新人の塚越が勝利したことにより、３連単（６）（３）（４）は２０万１６２０円のビッグ配当（１２０通りの１１７番人気）を記録。２連単は、なんと最低人気（３０通り）で６万３５０円。まさに大波乱の立役者となった。

　群馬支部ではＳＧ・ダービーに出場中の関浩哉らの下で指導を受け、今後の飛躍を誓う。「次は早いうちにＡ級に上がりたい。外から勝てるようになりたいです」とさらなる目標を語った。