【競輪】ガールズ同期新人対決は又多風緑がデビュー初V!6番手から豪快まくり決めた
「ゴールドカップレース・G3」(1日、京王閣)
京王閣記念レース最終日3Rで行われたガールズケイリン「競輪ルーキーシリーズ2022プラス」は122期在所1位の又多風緑(20)=石川・L1=が最終2コーナー6番手から豪快にまくって1着。5月デビュー以降13場所目の初優勝で同期ルーキー対決を制した。
レースは打鐘で先頭に出た藤原春陽(徳島)を、卒業記念レース優勝者の畠山ひすい(北海道)がたたいて最終主導権。後方で脚をためた又多は最終2コーナー6番手から一気に踏み込むと、前団をまとめてひとまくり。Vゴールを駆け抜けた。
「積極的な選手が多かったので、やり合う展開もあると思っていた。だから後ろから様子を見て、行けるところから仕掛ける作戦だった。石川のバンクで男子選手と一緒に800メートルもがく練習をしていて良かった。キツかったけど、まくりが決まって勝てて良かった」と戦略と練習が見事にハマった。
在所1位で臨んだ卒業記念レースは準優勝。5月から始まったルーキーシリーズは3場所走って優勝できず。7月の本デビュー後も先輩の高い壁を乗り越えることができず苦戦続きだったが、ようやく初優勝を達成した。
「ルーキーシリーズでこてんぱんにやられたので、今回は絶対に勝たないといけないと思っていた。今回優勝できたことで自信もついた。先輩たちとの対戦でも自力で戦いたい気持ちがあるので、今回つけた自信を持って頑張っていきたい」と今後の抱負を話した。
この優勝で競走得点がアップ。来年春に開催予定のガールズフレッシュクイーンの出場も見えてきた。「フレッシュクイーン出場は強く意識している。選考期間は12月末まで。年末まで競走得点を少しずつ上げていきたいですね」と語り、全力投球することを誓った。