【デイリー杯2歳S】シルヴァーデューク 重賞初制覇だ 暮れの大舞台へここで決める
「デイリー杯2歳S・G2」(12日、阪神)
素質馬シルヴァーデュークが今度こそ重賞初制覇を狙う。未勝利戦Vから挑んだ前走のサウジアラビアRCは3着。上位2頭にはやや離されたものの、最後までしぶとく脚を使って粘り込み、初めてのマイル戦でもきっちり対応できたのは収穫だ。
祖母マストビーラヴドの全弟アドマイヤマックスは05年高松宮記念など重賞3勝。近親にはG12勝馬のラインクラフトがいる。椰木助手は「まだ幼さはありますけど、育ちの良さを感じます。操縦性も高いし、相当いいものを持っていますよ」と秘めた能力の高さを強調する。
前走後、出来はさらにアップ。3日の1週前追い切りは栗東CWでフルヴォート(4歳3勝クラス)と併せ馬を行い、6F80秒1-36秒9-11秒3(強め)。攻め駆けするパートナーに優勢の脚色で併入し、自己ベストをマークした。同助手は「しっかり動けていましたね。前回は爪をぶつけて大事を取って坂路主体でしたが、今回はコースで乗り込めています。かなり順調にきています」と自信の口ぶりだ。
視線の先に見えているのは朝日杯FS(12月18日・阪神)。まずはG2を制し、堂々と暮れの大舞台へ乗り込むつもりだ。