【ボート】住之江G1 太田和美が高松宮記念連覇&V6 GP圏内の賞金ランク18位浮上
「高松宮記念特別競走・G1」(8日、住之江)
1号艇で人気を集めた太田和美(49)=大阪・69期・A1=が逃げ切って1着。通算では21回目のG1制覇を果たし、高松宮記念連覇、そして6回目の大会Vを達成した。2着に丸岡正典(大阪)、3着には松井繁(大阪)が入り、地元ワンツースリー決着となった。
“宮記念男”がまたしても頂点に立った。レースは3号艇の松井、4号艇の椎名豊(群馬)が勢い良く攻めて出て1周1マーク(M)はまくられる展開だったが、インからうまく残してバックで盛り返すと1周2Mを先取りしてVをつかみ取った。「ダメだと思ったけどラッキーでした。自分では分からないけど、相性がいいのかな」と、辛勝ながら手にしたVを笑顔で振り返った。
この優勝で賞金ランキングは18位に浮上。年末のSG・グランプリ(12月13~18日・大村)出場も視界に捉えた。「正直、全然考えていなかったけど圏内に入ってきたので、あと2節、気持ちを入れて頑張りたい」と戦闘モードにスイッチを入れた。相性のいい大会で手にしたVを勢いに年末まで突っ走っていく。