【POG】ブラストウェーブが10日帰厩、葉牡丹賞へ(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 もうーいーくつねーるーとー、おーしょーおーがーつー♪…にはまだ少し早いですが、ハロウィンが終われば街はクリスマスのきらびやかな光に包まれ、それが終わればすぐそこに新年が近づいてきます。2歳戦はこの11月開催は毎週重賞が行われており、ここから年末のG1に向けてどの馬が台頭してくるか興味深いところ。今年は今のところ牝馬に奥を感じさせる馬が多い分、牡馬の方はまだピーンと来る馬が少ないですから、今週土曜に行われるウチの社杯であるデイリー杯2歳Sあたりから楽しみな馬でも現れてくれないものかと期待しております。

 さて先週の競馬ですが、阪神で行われたファンタジーSでリバーラ(牝、高柳瑞)が見事な逃げ切り勝ちを収めました。ブリーズアップセール出身の同馬。今年の粒がそろった牝馬戦線の統一に名乗りを上げました。次走は阪神JF(12月11日・阪神、芝1600m)となります。

 東京では6日に行われた百日草特別を勝ったキングスレイン(牡、手塚)の勝ち方が強かったですね。未勝利戦ではゴールの瞬間だけ前に出ていたような接戦でしたが、今回は反応も良く、直線は内から鮮やかに差し切ってみせました。血統的に洋芝向きかと思っていましたが、東京のような軽い馬場の方が合うのかもしれませんね。お見事でした。次走は未定ですが、来年のクラシックに向けてどんな道程を歩むのか注目です。個人的にもPOG指名馬の百日草特別勝ちはうれしいですね。何といっても先が非常に楽しみになりますから。

 5日の芝2000m新馬戦を勝ったのは、調教から抜群の動きを見せていたジェイパームス(牡、堀)でした。ラスト3Fを11秒4-11秒3-11秒1と加速ラップでまとめており、これは優秀でしたね。距離の融通も利きそうな感じですし、クラシック戦線での活躍まで期待できそうです。ちなみにこちらはPOGの指名馬リストには入れていたものの、指名しなかった馬。大物感あふれる馬ですから指名していれば楽しかったでしょうねー(笑)。指名されている方は今後の楽しみが増えましたね。まずは1勝おめでとうございました。

 6日の芝1800m新馬戦を勝ったのはレッドロスタム(牡、国枝)でした。こちらは加速ラップとはいかないまでも、11秒1-11秒2-11秒3とほぼ変わらないラップで上がり3Fをまとめています。持久力に優れているイメージですかね。次走はベゴニア賞(27日・東京、芝1600m)になるそう。同レースには中山の新馬戦を圧勝しているヒップホップソウル(牝、木村)やシャンパンカラー(牡、田中剛)も出走を予定しています。

 札幌2歳S5着の後は放牧に出ていたブラストウェーブ(牡、大竹)が10日に帰厩。葉牡丹賞(12月3日・中山、芝2000m)を予定している。

 ダートで勝ち上がったメリオルヴィータ(牝、池上)は次走のひいらぎ賞(12月17日・中山、芝1600m)で再度芝に挑戦する。(馬三郎美浦支局・木村)

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