【マイルCS展望】サリオス久々のG1制覇へ
「マイルCS・G1」(20日、阪神)
傑出馬不在で混戦模様だが、G1馬5頭を含む、好メンバーが顔をそろえた。中でも、毎日王冠で2年ぶりの勝利を手にし、完全復活を果たしたサリオスに注目が集まる。10日には美浦Wで3頭併せを行い、上々の動きを披露。堀師は「心肺機能は維持できています。ムーア騎手とのコンビだし、勝ってこの馬の能力を見せたいですね」と、19年朝日杯FS以来となるG1制覇へ意欲を見せる。
純白の女王ソダシも調整は順調だ。1週前は栗東CWで併せ馬を行い、6F79秒5-11秒3の猛時計。0秒1先着に、須貝師は「落ち着きがあるので、思い通りにやれる。これだけ動けば十分。しまいの反応も良かったよ」と力強くうなずく。マイルG1・4勝目へ、視界は良好だ。
スプリンターズSで9着に敗れたシュネルマイスターも、ベストのマイルなら巻き返して当然。昨年はグランアレグリアの2着。今年のメンバーならVの期待は十分だ。
富士Sを制したセリフォスは、鞍上にレーンを迎えて待望のG1制覇を目指す。同レースで3着と上々の滑り出しを見せたダノンスコーピオン、毎日王冠で実力を示したジャスティンカフェ、ダノンザキッドも虎視たんたんと勝機をうかがう。