【マイルCS】北村友一 ダノンザキッドで示す完全復活 大けが乗り越え久々のG1舞台へ

 「マイルCS・G1」(20日、阪神)

 21年の皐月賞(ラーゴム=13着)以来、北村友一騎手(36)=栗東・フリー=が久しぶりにG1舞台へ帰ってくる。その皐月賞から2週後の5月2日に、阪神競馬2Rで落馬負傷。復帰まで1年以上もかかる大けがを乗り越えて、22年6月11日の中京競馬で再起した。今回コンビを組むのはデビュー戦で勝利に導いたダノンザキッド。2年近く勝利から遠ざかる相棒とともに、最高の舞台で完全復活をアピールだ。

 完全復活した姿を、ここで示してみせる。21年5月の落馬負傷で戦線を離脱していた北村友が、22年6月に復帰後初のG1挑戦。騎乗するダノンザキッドとはデビュー戦V以来のコンビ再結成だ。「もちろん、2歳の時と比べると成長しています。全体的に良くなっていますが、本質はあまり変わっていないという感じもありますね」と北村友。「(前走の毎日王冠は)外枠発走になったのに3着と、力のあるところを見せていた。相手は強くなるけど、楽しみ」と胸を躍らせている。

 2週前に続き、9日の1週前追い切りにも騎乗。栗東CWで6F80秒8-36秒7-11秒3を馬なりで軽々とマークした。「6F81秒くらいと思っていたので予定通りですね。2週前は軽めでリラックスさせることがメインだったけど、1週前はしっかりと体を使わせて、ある程度の時計を出したかった。メリハリを利かせることができたと思います。ピリッとしてきたし、1回使われているので状態はいいです」と納得の手応えを明かした。

 復帰まで1年以上もかかる大けがを乗り越え、満を持して挑む久々の大舞台。「復帰後はそんなに結果を出せていないのに、こうやって騎乗依頼を頂いた。本当にありがたいですし、うれしいです。その期待に応えられるように頑張りたい」と力を込めた。『感謝』の思いを胸に、6度目のG1勝利へ全力を尽くす構えだ。

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