メイショウダッサイ引退 繋靱帯炎が再発 今後は馬事公苑で繫養

 JG1を2勝し、20年度のJRA最優秀障害馬にも輝いたメイショウダッサイ(牡9歳、栗東・飯田祐)が現役を引退することが18日、分かった。左前脚の繋靱帯(けいじんたい)炎再発のため。管理する飯田祐師が明かした。現在は治療に専念しており、今後は馬事公苑で繫養される。

 同馬は20年の中山大障害でJG1初制覇を飾ると、翌21年の中山グランドJでは障害界の絶対王者オジュウチョウサンを破り、見事に戴冠。その後は故障で休養していた。復帰に向けて福島県いわき市にあるJRA競走馬リハビリテーションセンターから帰厩していたが、10日に栗東CWで追い切りを終えた後に再発が確認された。

 飯田祐師は「今後のために無理をさせたくないという思いもあって、引退が決まりました」と説明。ハードル界を牽引した愛馬の走りを振り返り、「心肺機能が高くて飛越も抜群にうまかった。G1を2つ勝ったレース内容もパーフェクトでした。障害馬として求められるものを全て持っていました。ここまで本当によく頑張ってくれたと思います」と、ねぎらっていた。

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