【マイルCS】展開から浮上するのはこの馬だ
「マイルCS・G1」(20日、阪神)
阪神外回りの芝マイル戦は、古馬のレースではクラスが上がるほど、ペースが落ち着きやすい傾向だ。実際に阪神で開催された過去2年を振り返ると、20年が前半4F46秒9、21年は同47秒6とかなりのスローで推移している。さらに今年は何が何でも逃げ馬が不在。陣営がハナを希望するベステンダンクは、以前のようなダッシュ力が見られず、大きな期待を望むのは難しいだろう。
主導権を握るのはウインカーネリアン、ホウオウアマゾンあたりか。ソダシも3、4番手の好位から続くはず。ただ、やはりハイペースにはならず、やや遅い流れで淡々と運びそうだ。今年も上がり勝負。切れ味勝負に強いタイプを狙いたい。
昨年2着、今年の安田記念も2着だったシュネルマイスター。前走は初の6F戦で持ち味を発揮できなかったが、マイルなら末脚は堅実だ。前走のスプリント挑戦が刺激になれば行き脚もつく。中団からズバッと差し切って、昨年のNHKマイルCに続く2つ目のビッグタイトルを手にするとみた。