【東スポ杯2歳S】ガストリック 出世レースV 三浦「大きい舞台につながるレース」
「東スポ杯2歳S・G2」(19日、東京)
評判馬がそろった出世レースを制したのは、5番人気のガストリック。道中は後方でじっくり脚をため、直線は馬群の中へ。そこから一気に加速して、2着ダノンザタイガーの強襲をしのぎ、無傷2連勝で重賞初制覇を達成した。
先週の武蔵野S(ギルデッドミラー)に続いて重賞タイトルを手にした三浦は満面の笑み。今回が初コンビだが、追い切りから既に素質の高さを感じていた。「スピードに乗った時の沈み方に関しては、なかなかこのような馬はいないという感触を受けました」と明かす。レースについても、「初戦は後ろから外を回す競馬だったけど、馬群の間を割ってくれた。次の大きい舞台につながるいいレースができました」と高評価。期待通りの走りだった。
大舞台への登竜門だ。19年にはガストリックの前田幸治オーナーの弟・前田晋二氏の所有馬コントレイルがV。その後、無敗の3冠馬となった。21年のイクイノックスなど、過去5年の勝ち馬4頭がのちにG1馬に。今後について上原博師は「何もなければホープフルS(12月28日・中山)を考えています。このレースを勝ってくれたし、王道を行ってくれればいいですね」と、さらなる飛躍を見据える。年末のG1では、堂々と主役としてライバルたちを迎え撃つ。