２０日の東京７Ｒを１番人気のレヴールで制し、短期免許で来日中のホリー・ドイル騎手（２６）＝イギリス＝が、ＪＲＡ４２戦目で待望の初勝利を飾った。

　２番手追走から早めに抜け出すと、豪快な追いっぷりで後続の追い上げを退けた。「私自身の仕掛けが早くなり気味だと感じていたので、『我慢しなきゃ』と思いながら乗りました。最後の直線は長いと感じましたね」と興奮気味にレースを振り返った。

　レース後のセレモニーでは、同じく短期免許を取得して来日した夫のトム・マーカンド騎手（２４）が、初勝利達成のプラカードを持って祝福。「すごく特別な１勝になりました」と笑顔をのぞかせた。「トムが一番ホッとしていると思います。これで私がグチを言うのを聞かなくて済むから（笑い）」とニッコリ。仲むつまじく勝利の喜びを分かち合っていた。