【競輪】立川7Rで全選手落車のアクシデント 4人が再乗してゴールして競走は成立

 6車立てで行われた2日の立川競輪初日7Rで全選手が落車するアクシデントが発生した。出走していた全選手の落車は2008年2月20日のびわこ競輪11R以来。

 なお、1番車の富永益生(愛知)、6番車の長岡豪(群馬)、3番車の中川博文(福井)の順で自転車に再乗してゴール。また4番車の奥出良(石川)が自転車を担いで入線して、競走は成立している。

 レースは奥出が残り2周から前を抑えて主導権。最終2角から泉文人(福島)がまくりに出たが、バックストレッチ付近で奥出と接触して落車。これに他の4選手が追突する形になった。

 真っ先に自転車に再乗して“1着”の富永は51歳のベテランで、かつてはG1の常連だった実力者だ。診断結果は左大腿(だいたい)の打撲、擦過傷だが、2日目の準決勝12Rには出走する。元大相撲前頭の武雄山を実弟に持っており、「丈夫な体で生まれたおかげ。親に感謝ですね」と神妙な面持ちで語った。

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