ＪＲＡは８日、オジュウチョウサン（牡１１歳、美浦・和田郎）が北海道日高町の坂東牧場で種牡馬入りすることを発表した。１６～２０年の５連覇を含む中山グランドＪ６勝、中山大障害３勝で、史上最多となるＪＧ１・９勝を挙げた歴史的名ジャンパー。今年の中山大障害（２４日・中山）を最後に現役を引退することを発表している。なお、ラストラン当日の午後４時３０分ごろ、中山競馬場の芝コースで引退式を行う予定となっている。

　和田郎師は「きょうもファンの方からお手紙をいただき、“体調を崩したりした中でもオジュウの走りを見て頑張れた”と書かれていました。本当に影響力のある馬だなと改めて思いました。ここまで来られたのはいろいろ支えてくださった方のおかげと感謝していますし、無事にラストランを迎えられるようにいい状態に仕上げていきたいです。その後は種牡馬になるということで、そこでも頑張ってほしいですね」と万感の思いを口にしていた。