【朝日杯FS展望】ドルチェモア無傷戴冠だ
「朝日杯FS・G1」(18日、阪神)
母に桜花賞馬アユサンを持つ良血馬ドルチェモアが、無傷3連勝でG1制覇を狙う。札幌での新馬戦を楽勝すると、続くサウジアラビアRCも2番手から抜け出して完勝した。中間の雰囲気も上々で、須貝師も「やるごとに良くなっている」と満足そう。戴冠へ向けて順調な仕上がりを見せている。
デイリー杯2歳S組にも要注目だ。覇者オールパルフェはここまで3戦全てで逃げの手を打ってきたように、ここも主導権を握ってレースを支配する。2着馬ダノンタッチダウンは20年ホープフルS覇者ダノンザキッドの半弟。安田隆師は「こちらも負けないモノを持っています。いずれはすごくなると思う」と将来性を高く評価している。
新馬戦-京王杯2歳Sと連勝したオオバンブルマイも侮れない存在だ。初となるマイルの距離は鍵だが、「引っ掛かるわけではないので気にしない」と吉村師は問題なしを強調。「東京の千四は能力が必要な舞台。それを勝ったからね」と自信をのぞかせた。
他では中内田厩舎が送り出す秋明菊賞Vの無敗馬コーパスクリスティ、サイバーエージェント社長・藤田晋氏の所有馬で、連覇を狙う武豊とコンビを組むフロムダスクも上位をうかがう。