「新小岩ホルモン平田杯」（１９日、江戸川）

　最終日１２Ｒで争われた優勝戦は、コンマ０９のトップＳを決めて中沢和志（４６）＝埼玉・８２期・Ａ１＝が３コースまくり差しで１着。今年３回目の優勝を飾った。この優勝で、新小岩ホルモン平田から副賞として「肉の厳選詰め合わせセット」も贈られた。インの北野輝季（愛知）が２着。３着は６コースから差した末永由楽（岡山）。

　赤のカポックが鮮やかにまくり差し。中沢は開口一番に「ツイてたね」と喜びをかみしめた。

　スリットで２コース黒崎竜也（三重）が立ち遅れたことで、１Ｍはイン北野と１対１の隊形。その展開を生み出した背景には、スタート特訓から仕掛けていた歴戦の強豪らしい計算があった。

　これで１１月蒲郡から１節挟んで今年３回目の優勝。調子も上がってきている。当地では来年に江戸川大賞（１月２６～３１日）、関東地区選手権（２月１０～１５日）とＧ１に連続で出場予定。「その時のエンジンにもよるけどね。今節も２０パーセント台でもそんなに悪くはなかったよ」と、きっちり仕上げて弾みをつけた。２０２３年の江戸川Ｇ１戦線でも主役候補の一人となりそうだ。