１８日の中京８Ｒを８番人気のスナークレジストで制した永島まなみ騎手（２０）＝栗東・高橋康。デビューからの地方＆中央の勝利数が３０に到達し、Ｇ１に騎乗可能となる通算３１勝に王手をかけた。

　２２年は新人だった２１年の約３倍の白星を積み上げてきた。「今年は１年目で経験させていただいたことを、少しずつ生かせるようになった年でした」と充実感をにじませる。「数にはこだわっていませんが、どのレースも勝ちたいと思って挑んでいるので、そういう意味では年内に達成したいですね」と、実り多き２年目の集大成とする構えだ。

　残る開催は３日だが、十分に節目の勝利を意識できる馬がそろっている。中でも阪神日曜１Ｒアルムエアフォルクはここまで③②②着。「前走は内枠で詰まって外に出してという競馬。真ん中～外からスムーズなら十分に勝つチャンスはあると思います」と力を込めた。

　「私ができることは結果を出すことしかない。一頭一頭、向き合っていきたいです」。今週も期待に応え、さらなるステージへと踏み出してみせる。（デイリースポーツ・山本裕貴）