【ホープフルS】展開から浮上するのはこの馬だ
「ホープフルS・G1」(28日、中山)
17年のG1昇格以降はメンバーのレベルが大幅に向上。以前はバテ合いのスタミナ勝負になる傾向が強かったレースだが、近年は能力の高い馬が上位を占めるケースが多くなってきた。
一貫してAコースが使用されてきたこともあり、開催最終日を迎えた中山の芝は3~4コーナーから直線にかけて馬場の内側には傷みが見られる。先週の土日も芝のレースでは、外から伸びる馬が上位を占めるシーンが目立っていた。今回も差し馬に出番がありそうだ。
ミッキーカプチーノは同じ舞台で行われた葉牡丹賞を、1分59秒1の好時計で完勝。デビュー戦とは違うタフな流れにも難なく対応してみせた。大外枠に入ってしまったが、もまれない位置で流れに乗ってスムーズに押し上げて行ければ、主役の座は譲らないだろう。無傷の3連勝でビッグタイトルを奪取する。
穴っぽい存在になりそうなのがジェイパームスだ。デビュー戦では2番手からあっさり抜け出してV。時計は遅かったが、センスの良さを十分にアピールした。昨年Vの兄キラーアビリティと同様、先行策から押し切りを狙う。