【京都金杯】2023年の年男・西村淳、ベレヌスで乾杯だ 栗東CWラスト1F10秒8
「京都金杯・G3」(1月5日、中京)
来年の飛躍に向けて牙を研いでいる人馬がいる。7月に小倉で行われた中京記念を制したベレヌスと、西村淳だ。前走の福島記念は9着に敗れたが、その後に放牧に出てリフレッシュしたことで、調教の動きが明らかに上向いている。
27日の追い切りでは、栗東CWでプラーヴィ(3歳1勝クラス)に2馬身半先着。6F82秒9-37秒3-10秒8と鋭い伸びを披露。杉山晴師が「順調に来ていますし、これで十分」と笑みを浮かべれば、またがった西村淳も「すごくいい感じでした。順調ですし、何も問題ないです」と好感触をつかんでいた。
鞍上も燃えている。来年7月に24歳になる西村淳は23年が年男。「一つでも多く勝ち、一つでも多く大きいレースを勝ちたいです」と抱負を口にした。今年は72勝で全国14位(関西10位)。勝利数、順位ともにキャリアハイを達成したが、決して満足はしていない。
スタートダッシュを決めるためにも、結果を出したいという気持ちは強い。「距離こそ違いますが、中京コースは1度勝っていますし、マイルも問題ないと思います。年男なんで頑張ります」。京都金杯をステップにして、ジャンプアップへ。ベレヌスの持ち味を引き出し、最高のスタートを決めたい。(出走馬の年齢は2023年表記)