「鳳凰賞典レース・Ｇ３」（４日開幕、立川）

　立川競輪の開設７１周年記念「鳳凰賞典レース・Ｇ３」が４日に開幕。７日まで４日間の日程で熱戦が展開される。優勝争いで有力視されるのは総合力で上回る平原康多（４０）＝埼玉・８７期・ＳＳ＝だ。

　平原がシリーズを盛り上げる。脚力、スピードとテクニックを兼ね備える輪界屈指のオールラウンダー。２０２２年シーズンはタイトル奪取こそならなかったが、Ｇ１・日本選手権（平）などビッグレース５大会でファイナル進出を果たした。今開催も安定した立ち回りで、４度目の大会制覇を目指す。

　レースセンスが光る郡司浩平（神奈川）。昨年はＧ２・共同通信社杯（名古屋）を優勝するなど、随所でプレゼンスを示した。Ｇ１グランドスラマーの新田祐大（福島）も目が離せない存在。持ち前の豊かなスピードを生かして台頭する。

　差し脚シャープな佐藤慎太郎（福島）、底力を秘める清水、先行力が魅力の新山響平（青森）、近況好調な北津留翼（福岡）も虎視たんたんと上位進出を狙う。