「ボートレースバトルチャンピオントーナメント・プレミアムＧ１」（１２日開幕、びわこ）

　１２～１５日の４日間、滋賀県のボートレースびわこで開催される。昨年のビッグレースで活躍した面々が勢ぞろい。年明け早々、熱気あふれる大会の話題を３回にわたって紹介する。

　ボートレースびわこの水面は、日本で一番広い淡水湖である琵琶湖。標高も高いためにエンジン出力は落ちる傾向にある。そのためにダッシュ勢の出番が多く、一筋縄ではいかない、多彩なレースが展開される。

　インには厳しい水面で知られていたが、２０年１０月に１Ｍの位置がバック側に３メートル移設されてからは、インの１着率が上がっている。ＢＢＣトーナメントが開催される１月は風の影響も比較的少なく、水面は安定。思い切った攻めが可能で、どこからでも舟券が狙える。

　それだけにエンジンの良否も大きな鍵を握る。現行エンジンは昨年６月に使用開始。相場自体は固まっているが、ここ最近は絶対的なエース機という存在はなく、上位グループのエンジンが数機存在している。

　安定しているのは１７号機。出足を中心に常に高い出力を誇っている。４７号機は行き足が特徴で、この２機の抽選の行方が注目される。ほかでも５０、４５、４０号機あたりが好素性だ。