【ボート】びわこBBCトーナメントカウントダウンコラム2
「ボートレースバトルチャンピオントーナメント・プレミアムG1」(12日開幕、びわこ)
12~15日の4日間、滋賀県のボートレースびわこで開催される。昨年のビッグレースで活躍した面々が勢ぞろい。年明け早々、熱気あふれる大会の話題を紹介する。
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“テッペン奪ってやる”。今大会のキャッチフレーズを体現する選手がいる。大会出場選手中、唯一の登録番号5000番台の若武者・末永和也だ。
124期の養成所チャンプで将来を嘱望される存在だが、一躍名前が知れ渡ったのが昨年9月のプレミアムG1・ヤングダービー(多摩川)。G1初出場で、1走目に2コース差しでいきなり初勝利。その勢いのまま優出した。優勝戦は先頭に迫る勢いがあったが、最終2Mで痛恨の振り込みで6着。レース後は悔しさのあまり号泣した。
それでも悔しい思いを糧に、すぐに取り返してしまうのも大物たるゆえん。10月のファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント(若松)ではヤングダービー優勝戦と同じ3号艇からのまくり差しでデビュー初優勝を果たして今大会の出場権を獲得した。昨年の賞金王・白井英治や田村隆信、坪井康晴といったSG覇者を相手にしての初優勝に「自信になった」と胸を張り、さらなる飛躍を誓う。
ヤング世代の旗手らしく持ち味を「思い切ったレース」と堂々と言い切る。「SGに出られるように頑張りたい」と当面の目標に挙げるが、この大会は力試しには格好の舞台。スター性あふれる末永が、びわこ水面で輝きを放つ。