【愛知杯】マリアエレーナ仕上がった 軽快に栗東CWラスト1F11秒3で能力の高さ証明
「愛知杯・G3」(14日、中京)
22年の2着馬マリアエレーナは、栗東CWで単走。軽快なフットワークから直線で促されると、反応良く脚を伸ばして6F86秒7-37秒7-11秒3をマークした。見届けた吉田師は「いい感じで伸びてきていました。いい動きだったし、問題なく仕上がったかと思います」と順調さをアピールした。
G1初挑戦だった前走の天皇賞・秋は7着も、収穫はあった。2コーナーで他馬に寄られる不利がありながらも、最後までしぶとく粘って勝ち馬イクイノックスに0秒7差。強力な牡馬相手に能力の高さを証明した。師は「大事故にならなくて無傷で良かったなと思いました。(不利があっても)あのような競馬ができたので、いいものは持っているんだなと思います」とうなずく。
22年の小倉記念ではのちのエリザベス女王杯覇者ジェラルディーナを下して重賞初制覇。牝馬限定戦なら力は上位だ。師は「予定通りにコツコツできたと思います。特に変わったという感じはないけど、レースがうまくなりました。センス、能力があるんじゃないですかね」と目を細める。中京芝二千は〈1110〉と全て複勝圏内。2度目の重賞タイトルへ向けて視界は良好だ。