【京成杯】セブンマジシャン好感触 短期間で2度目東上ドンと来い
「京成杯・G3」(15日、中山)
重賞初制覇に燃えるセブンマジシャンは11日、栗東坂路で最終追い。短期間で2度目の長距離輸送が控えるタフなローテではあるが、新コンビのルメールを背にパワフルな脚取りで登坂。ホープフルS6着からの巻き返しへ、準備は整っている。
重賞タイトルを手にして、再び大舞台へ-。ホープフルSで6着に敗れたセブンマジシャンは、新コンビのルメールが騎乗して栗東坂路で単走追い。鞍上に大きなアクションはなかったものの、パワフルなフットワークを繰り出し、4F54秒3-39秒1-12秒5と上々の時計を計時した。
ルメールは「(1Fごとに)15、14、13秒と徐々にペースを上げられた。初めて乗ったけど乗りやすかったよ」と好感触を口にする。初のG1挑戦となった前走は折り合いを欠いたが、流れが遅かったため。「普通のペースなら冷静に走れる。引っ掛かっていたのに3着と差はなかったからね」。その3着馬キングズレインに乗っていたのが、他ならぬルメールだ。対戦相手ではあったが、高い能力を感じたよう。今回のG3ならば好勝負になると見込んでいる。
昨年は関東馬のオニャンコポンがホープフルS11着から転戦して勝利。ただ、セブンマジシャンは関西馬なので、短期間で2度目の長距離輸送となる。しかし、タフなローテではあるが、高野師は「この馬に関しては不安はありません。カイ食いの心配がなく、体重も変わらないと思います」と胸を張る。「ここを使うのは賞金加算をするため。クラシックはサバイバルですから」。指揮官が見据えるのは皐月賞、そしてダービー。大舞台に上がるためにも、ここでしっかりと結果を出す。