【愛知杯】アートハウス 重馬場何の!鮮やか差し切りV 川田「よく我慢してくれた」

 「愛知杯・G3」(14日、中京)

 重賞初Vを決めた昨秋のローズSと同じ舞台で、1番人気アートハウスが鮮やかな差し切り勝ち。重賞2勝目を飾り、この上ない形で始動戦をクリアした。

 昼過ぎに雨が上がったとはいえ、水分を多く含む芝。しかし、スタートを決めて好位から運ぶと、道中は馬場の悪い内を避けて直線では真ん中へ。最後は粘るアイコンテーラーをゴール前で楽にかわした。好リードを見せた川田は「いつも以上に(折り合いが)収まりながらよく我慢してくれて、とてもいい雰囲気で走れるようになったなと思いました」と回顧。重馬場で上がり3F最速の33秒9を出されては、後続になすすべはなかった。

 心身の成長に裏打ちされたハイパフォーマンスだった。プラス10キロと体重が増えたことに加えて、気持ちの面でも余裕があったという。これで18年連続重賞制覇となった鞍上は「パドックでまたがった時からとても穏やかで、競馬まで非常に穏やかに向かえたことが、こういう結果につながったと思います」と満足そう。お手馬だった16年秋華賞2着パールコードを母に持つ期待馬に目を細めた。

 中内田師は「この距離の牝馬路線がないので…。ありがたい悩みですけどね」と今後についてこぼしたが、このレースぶりなら牡馬にぶつける可能性も十分にあるだろう。3歳時は無冠に終わったものの、2023年はひと皮むけた姿を見せてくれそうだ。

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