【ボート】びわこG1 王者・松井繁が3年7カ月ぶりのG1制覇

 「ボートレースバトルチャンピオントーナメント・プレミアムG1」(15日、びわこ)

 アミダマシンで見事1号艇を引き当てた松井繁(53)=大阪・64期・A1=が、インからトップSで貫禄の優勝。優勝賞金1100万円を手にした。これでG1は59回目。SGV12を含め、通算では142回目の優勝となった。必死に追いすがった丸野一樹が2着。3着には6号艇の池田浩二が入り、3連単1・2・6は1280円の4番人気で決着した。

 王者・松井が、貫禄の逃げで4代目チャンピオンとなり、見事チャンピオンベルトを獲得した。

 G1は19年6月の桐生周年記念以来、3年7カ月ぶりの優勝。「久しぶりに大きいレースを勝てていい感じ。普通のG1の感じで走っていたが。ファンの声援を聞くとSGっぽいね。年を取ってSGを取りたいと思っていたので、いい予行演習になった」とピットでは厳しい表情の松井が、満面の笑みで優勝を喜んでいた。

 SG12回、G159回、通算では142回の優勝を誇る、まさにボート界の王者。ただここ数年は厳しい時代が続いていた。その中でも「もちろん意地はある。でもやることは一緒。年齢的にも若い時みたいにがむしゃらになることはないし、一走一走やるだけ。結果よりも過程が大事。75歳まで走るからね。そして生涯で一番になろうと思っている」と、ここまで培ってきた経験を軸に、これからもどんどん突き進んで行く。

 今年のグランプリ舞台は住之江。この優勝で、年末へ向けての戦いも楽になった。「18人だから、G1を1個取れたら出られると思っている。昨年は調子が良かった時にコロナなどでSG(メモリアル)を飛ばしたこともあった。あとは事故とかがなく、普通に走れたら出られると思っている。自分のペースだね」と戦いを知っている王者らしい貫禄を見せていた。

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