【競輪】“スモール3”が京王閣に勢ぞろい 小兵選手がシリーズを盛り上げる

 「京王電鉄杯・F1」(22日、京王閣)

 競輪界の“スモール3”と呼ばれる小兵の3選手、八日市屋浩之(47)=石川・79期・S2、森田康嗣(41)=北海道・89期・A1、坂口晃輔(34)=三重・95期・S1=が京王閣競輪場にそろった。

 最年長の八日市屋(身長159・4センチ)に競輪での身長の有利、不利について話を聞いた。「競輪はどう考えても体の大きな選手は有利なんですよ。身長が低いと自転車のサイズやセッティングもパターンが少ない。ペダルを回すのも足が長い方が絶対に有利。今回いる3人の中でも一番、自分が足が短い。坂口君は自分より小さいけど足が長い。準決で一緒に走りたいな」と検車場に響き渡る大きな声で今場所の意気込みを語ってくれた。

 競輪界イチのミニマム選手、坂口(156・0センチ)は小兵グループのありがたみを語ってくれた。「自分は八日市屋さんのおかげで選手になれた。1回目の競輪学校の試験は落ちてしまったが、2回目は八日市屋さんのフレームで臨んだら合格。プロデビューしてから八日市屋さんにお会いしてお礼を言いました。今の自分があるのは八日市屋さんのおかげです」と同じ悩みを共有する仲間のありがたみを口にした。

 森田(156・2センチ)はA級生活が定着してしまったが、近況は1着を量産。直近4カ月で36走して1着10回と好調モードだ。

 八日市屋、森田、坂口の3選手は身長の低さで生じるハンディを感じさせない力走を続けている。身長による不利は当然あるが、本人の気持ち次第で乗り越えられると確信した。

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