【ボート】徳増秀樹がG3マスターズリーグ・デイリースポーツ賞制覇
「マスターズリーグ第10戦デイリースポーツ賞・G3」(28日、多摩川)
最終日12Rで優勝戦が行われた。1号艇の徳増秀樹(48)=静岡・75期・A1=が、イン逃げで快勝し、デイリースポーツ賞と優勝賞金105万円、「プレミアムG1・マスターズチャンピオン」(4月18~23日・若松)の優先出場権を獲得した。徳増は今年初優勝で、通算96回目。当地は2005年8月の一般戦以来、通算3回目の優勝となった。2着に4号艇の三角哲男(東京)、3着には5号艇の堀本裕也(愛知)が入った。
コンマ14の好Sを徳増は決めたが、4カドから三角がコンマ11のトップSで仕掛けてきた。それでも、まくり差しをしっかりと退け、冷静に1Mを回った。
「Sは展示(コンマ01)で届きすぎていたし、慎重に行きました。本番で三角さんがのぞいているのは分かりました。でも、特訓から感じは良かったし、先に回れば行けると思った。勢いで回った」と迷いなく押し切った。
今節の相棒26号機は好素性だが、2日目まで機力を十分に引き出せなかった。それでも、3日目から気配を上げた。「(2日目)ドリーム戦が良くなかったし、調整はずっとやって来た。優勝戦は準優より良かった。道中もペラが合っていたと思う」と日ごとに気配を上げた優勝だった。
当地優勝は2005年8月の一般戦以来、18年ぶりだが、昨年は2節連続優出を果たしており「相性は悪くないと思っている」と言う。
今年に懸ける思いがある。「記念やSGに乗れてないので、権利が取れるよう一走一走しっかりやりたい。目標はグランプリ。グランプリ目指して“濃く”行きます」と笑顔を見せた。次節は平和島の一般戦(2月1~4日)、G1・東海地区選手権(2月11~16日・浜名湖)が控えている。