【東京新聞杯展望】得意のマイル戦でナミュールが牡馬蹴散らす
「東京新聞杯・G3」(2月5日、東京)
主役は昨年の牝馬3冠ロードで上位争いを演じたナミュール。エリザベス女王杯5着以来の復帰戦となるが、1週前追い切りは栗東坂路の併せ馬で4F53秒6-11秒9をマーク。力強い脚さばきで楽々と1馬身先着を果たした。中間の調整は順調そのもの。得意のマイル戦で自慢の末脚を繰り出し、牡馬を蹴散らしてみせる。
今季初戦の京都金杯2着と好スタートを決めたエアロロノアが対抗格。重賞勝ちこそないものの、昨年は安田記念で0秒2差7着、マイルCSでも0秒4差の7着とG1舞台でも善戦したように能力は確か。タイトル奪取という形で弾みをつけて、大舞台再挑戦への足掛かりとしたい。
ジャスティンカフェも重賞初Vまであと一歩。目下8戦連続で上がり2位以内をマークと、末脚の切れ味は現役屈指だ。今季の始動戦だが、1週前には栗東CWの併せ馬で6F84秒7-11秒6と仕上がりは上々。V発進を決めて、飛躍の一年としたいところだ。
前走のマイルCSは12着とG1の壁にはね返されたウインカーネリアンだが、G3なら地力は上位の存在だ。カウントダウンSを勝ってオープン入りを果たしたインダストリアも、NHKマイルC5着の実績から軽視は禁物だ。