福永&横山典 新京都競馬場で特別表彰 横山典3000勝へ「(福永)先生、お願いします」
22年度のJRA理事長特別表彰セレモニーが1月31日、京都競馬場で行われた。福永祐一騎手(46)=栗東・フリー、横山典弘騎手(54)=美浦・フリー=が表彰され、西陣織であしらわれたワグネリアン、マテンロウオリオンの記念パネルがそれぞれ手渡された。
13年連続となるJRA年間100勝を評価された福永は「昨年は調教師試験に向けての一年でしたが、コントレイルらが多く引退する中でG1を2勝、そして100勝もどうにか挙げられて、充実した一年でした」と破顔一笑だ。
今月末で騎手は引退。4月の京都競馬場リニューアルオープン時には既に技術調教師に転身しており、「京都で乗れないのは一つ心残りです」と残念がる。それでも「武(豊)会長に気を使っていただき、(3月30日の)試走会に声を掛けていただきました」と、レジェンドの粋な計らいに感謝していた。
京都でG1・10勝を誇る横山典は「こういうのにはあまり縁のないタイプなのでうれしいです」と笑顔。JRA通算3000勝まで残り95勝としており、隣の福永に「先生、お願いします」と“騎乗依頼”をすると、福永も「乗っていただけるように頑張りたいです」と意気込んだ。