「小倉は僕にとって青春でした」小倉ラスト騎乗の福永が最終レース後セレモニー

 小倉最終騎乗セレモニーであいさつする福永祐一
小倉最終騎乗セレモニーでファンに手を振る福永祐一
福永祐一の小倉最終騎乗セレモニーに駆け付けた師匠の北橋修二元調教師
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 4日の小倉最終レース終了後、3月から調教師に転身する福永祐一騎手(46)=栗東・フリー=のセレモニーが行われた。

 小倉での自身最終騎乗となった11Rのエアミアーニの勝負服姿で登場。騎手仲間や、師匠の北橋修二元調教師ら大勢の関係者が参加した。花束を受け取った福永は「このような機会を設けていただき、JRAをはじめとする関係者の皆さま、最後まで残ってくださったファンの皆さま、騎乗を終えて集まってくれた騎手の皆さま、本当にありがとうございます」と丁寧に感謝の気持ちを伝えた。

 先輩の武豊は、残念ながらセレモニーを欠席。「サザエさんが始まるって言って、帰って行きました」とジョークを飛ばしつつ、「ユタカさんとはまだ一緒に乗りますからね。久々に小倉で乗って、ユタカさんとは最後の直線で接戦になることが多くて、負けちゃったんですが、楽しかったです。いい思い出になりました」と、この日2度のワンツーフィニッシュを決めた名手とのレースを感慨深げに振り返った。

 自身も一日2勝と存在感を発揮。「自分の都合でやめることになったのに、たくさん騎乗依頼を頂いてありがたかった。おじさんが躍動する一日になりましたね」と集まったファンを笑わせた。

 かつては、デビューから10数年、夏に約2カ月の滞在も経験した地。「僕も若かったので、はしゃいでいろいろな場所で遊んでいたけど、食べ物もおいしいし、人も優しいし、小倉は僕にとって青春でした」と思い出をかみしめていた。

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