【競輪】三谷竜生が地元で完全V 5年ぶりの地元記念制覇
「春日賞争覇戦・G3」(5日、奈良)
三谷竜生(35)=奈良・101期・S1=が、番手まくりを放った山田久徳の後位からさらにタテへ踏み込んで1着。通算では6回目、地元記念は2018年以来となる優勝を果たした。2着に佐藤慎太郎、3着に柏野智典が入った。
三谷が完全優勝で久々の地元記念Vを決めた。
狙った前受けができず、近畿勢は中団からのレースとなったが、中西が好タイミングで仕掛け、マークの山田が最終ホームから番手まくり。新田が巻き返すも、三谷が外へ張りながら前へと踏んで退けた。「こみ上げてきた」とゴール後はガッツポーズで地元ファンの声援に応えた。
2018年のグランプリ覇者でG1はV3と実績確かな三谷。近年は不調に陥ったが「昨年から調子が良かった」と確かな手応えで臨んだ地元記念で最高の結果を残した。
ファンの前では「グランプリを取れるように」と宣言。「地元記念で結果を残したので、これからのG1でも結果を」と、今回は途中欠場となった脇本、古性のS班だけでなく、復活ののろしを上げた三谷が近畿の主力として今年のG1戦線に挑む。