【共同通信杯】ユーイチ 騎手人生残り3週 タスティエーラの潜在能力に期待
「共同通信杯・G3」(12日、東京)
調教師転身のため、ジョッキー人生も残り3週となった福永祐一騎手(46)=栗東・フリー。さまざまな“ラスト”と向き合う日々を重ねている。先週の土曜は小倉での最後の騎乗。セレモニーも行われ、「行って良かった。お客さんも盛り上がってくれて楽しかったよ。北橋先生も口取りに参加してくれて写真も撮れて、喜んでくれたしね」と笑顔を見せた。
木曜は佐賀競馬への移動前に、栗東トレセンで2頭の追い切りに騎乗。フェブラリーS出走のオーヴェルニュの感触を確かめ、「身のこなしが良かった。いい動き」と満足そう。馬自身は21年に13着に敗れたが、「一昨年は体調の問題。調教では長い距離よりも短い距離向きの動き方をする。左回りがマッチするようなら」と“国内ラストG1”に向けて力を込めた。
今週は土曜に阪神、日曜は東京で騎乗。共同通信杯のタスティエーラは初コンビだが、「余力のある勝ち方だけど、ずっとソラを使っているので集中力がどうか。ポテンシャルは高そう」と評価する。引退のカウントダウンへ刻一刻-。国内騎乗はあと4日だ。(デイリースポーツ・井上達也)