93年ダービー馬ウイニングチケット死す 疝痛により33歳で
93年ダービー馬ウイニングチケットが疝痛のため、18日に死んだことが明らかになった。33歳だった。けい養するうらかわ優駿ビレッジAERUが、公式ツイッターで明らかにした。
同馬は90年3月21日に父トニービン、母パワフルレデイ(母の父マルゼンスキー)の子として誕生。栗東の伊藤雄二厩舎から92年函館でデビュー。2戦目に初勝利を挙げると、4連勝で弥生賞を制し、ナリタタイシン、ビワハヤヒデと3強を形成した。
皐月賞はナリタタイシンの4着に敗れたものの、ダービーで見事に雪辱を果たして優勝。続く京都新聞杯を勝って臨んだ菊花賞は、ビワハヤヒデの3着に敗れた。94年の天皇賞・秋8着を最後に屈腱炎で現役を引退。通算14戦6勝。その後は種牡馬となり、99年フェアリーSを制したベルグチケットなどを輩出。21年大阪杯覇者レイパパレは、ひ孫にあたる。
AERUのツイッターにつづられたメッセージは次の通り。
当施設で繫養されていたウイニングチケットが、本日2月18日、疝痛(せんつう)の為亡くなりました。
33歳でした。
あまりに突然の事で、心の整理がついておりません。
献花台など詳細につきましては、明日2月19日にSNSや公式ホームページでお知らせしたいと思います。
アエルにやってきたのは2005年。18年間たくさんのファンの方に元気な姿を見せてくれて、たくさんの笑顔や元気を私たちに与えてくれました。
33年間も長生きしてくれた事に本当に感謝です。そんな馬と共に過ごせたことは本当に宝でした。
伝えたい思いはたくさんありますが、それはまた改めてご報告できればと思います。
よろしくお願いいたします。