【競輪】山口拳矢が伊東でG3初制覇 厳しい展開も直線で鋭く強襲
「施設整備等協賛競輪in伊東温泉・G3」(19日、伊東)
山口拳矢(27)=岐阜・117期・S1=が最終4角から外を伸びて1着。初のG3優勝を達成した。伊東バンクは2020年5月ルーキーシリーズ、同年12月S級初Vに続いて3回連続の優勝。2、3着には隅田洋介(岡山)、久保田泰弘(山口)が入った。
山口が得意バンクでG3初優勝を決めた。内に詰まる厳しい展開になったが、直線で鋭く抜け出した。シリーズリーダーの責任をきっちり果たし、ゴール後は会心のガッツポーズも飛び出した。
「今回はG1の裏開催で自分が競走得点で一番。プレッシャーのかかる開催だったけど、S級S班がいないし、チャンスだと思って参加した。その中で勝てたことはうれしい」と振り返った。
直後に開催されるG1・全日本選抜(23~26日・高知)は欠場2回のペナルティーで選出除外。初のG3優勝で少しだけうっぷんを晴らしたが、満足はしていない。
「今年の目標はG3優勝とG1の決勝進出。G3優勝は達成できたので、次はG1の決勝に乗って結果を出すこと」。全日本選抜の次のG1は日本選手権(5月2~7日・平塚)。G3優勝の勢いに乗って、ダービーでは決勝進出を目指すつもりだ。