【小倉大賞典】ヒンドゥタイムズ重賞初制覇 斉藤崇師2日連続のタイトル奪取
「小倉大賞典・G3」(19日、小倉)
雨上がりの小倉。湿り気を帯びたターフを蹴って、2番人気のヒンドゥタイムズが栄光のゴールに飛び込んだ。
先行集団を前に見ながら冷静に進出。4角手前でギアを変え、脚を伸ばす。内を伸びたカテドラルを鼻差制して、初の重賞タイトルを手中に収めた。
ムルザバエフは、2週続けて調教に騎乗して相棒の個性を掌握。初コンビとは思えないシンクロぶりで、勝負根性を引き出した。「内からすごい脚で迫ってきているのは分かりましたので、接戦に持ち込めました。オープンファイアの調教(併せ馬)に乗っていた時から、いい馬だと思っていたんです」とパートナーをたたえる。
カザフスタン出身の名手は「小倉城にも行きました。小倉はとてもいい街。また次回、お会いしましょう」と、笑顔で再会を約束した。斉藤崇厩舎では、18日の京都牝馬S(ララクリスティーヌ)に続き、2日続けての重賞ウイナー誕生。勝利のバトンを引き継いで、また視界が開けた。