落馬負傷でリハビリ中の藤井勘一郎騎手が車いす姿で10カ月ぶりに栗東トレセンへ 「早く来たいとずっと思っていた」

 昨年4月16日の福島8Rで落馬し、第4胸椎脱臼骨折の大ケガを負った藤井勘一郎騎手(39)=栗東・フリー=が21日、約10カ月ぶりに栗東トレセンで姿を見せた。

 藤井勘は「事故をしてから初めてです。早く来たいとずっと思っていました」と待ちに待った日だった様子。ただ、この日は未明から雪が降り続き、トレセンは一面銀世界。「ずっと寒い日が続いていたので、寒波がこない日がいいかなと考えてきょうにしましたが、一番寒い日になってしまいましたね。でもいろんな方に会えて良かったです」と笑顔をはじけさせ、持ち前の明るさは健在だった。

 現状については「奈良で毎日リハビリに励んでいます。まだ続きますが、一歩一歩前に進んでいます」とコメント。「車いすに乗ったら電車や車が大変という気づきがありましたし、それを一つずつ克服し、一つ一つできることを増やしたいですね。関係者、ファン、中学の同級生などたくさんの方々に、想像できないくらいのサポートしていただけてうれしいです。それが今の力になっています。これからのクラシックシーズンも楽しみですし、競馬にも力がもらえますね」と、応援を原動力に一歩ずつ前に進んでいく。

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