【中山記念】ドーブネ本格化の兆し 南井助手「今まで一番」 落札額4億円超の良血馬

 「中山記念・G2」(26日、中山)

 注目の超高額馬が本格化の兆しだ。前走、初の古馬オープン戦(白富士S)で2着に好走したドーブネ。重賞は過去に2度挑戦し、壁にはね返されてきたが、軌道に乗った今なら勝負になるはずだ。

 以前は気性面に問題があり、新馬戦は1500メートル、2戦目も1400メートルのききょうSが選択されたほど。ただ、ここにきての成長が顕著だ。南井助手は「だいぶ普段から落ち着いて走れるようになった。攻め馬も2、3歳の時はビッシリできなかったけど、今は攻められるように。これは大きいですよ。最初は引っ掛かって行くだけでしたから」と、進化した姿に目を細めた。

 1週前も抜群で、「今まででも一番と言っていいくらいの感覚。いい動きでした。ここまで苦労しながら、じっくりやってきたかいがあります」と仕上げ人は言い切る。オーナーであるサイバーエージェント社長の藤田晋氏が、21年の千葉サラブレッドセールで4億7010万(税抜き)で落札した良血ディープインパクト産駒。並み居る強敵を打ち倒し、G1戦線へと名乗りを上げる。

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