【阪急杯】ホープフルサイン 再び大駆け狙う 淀短距離Sでは低評価覆してV
「阪急杯・G3」(26日、阪神)
登録メンバー唯一の関東馬が虎視たんたんと牙を研ぐ。ホープフルサインは、約1年ぶりだった前走の淀短距離Sで9番人気の低評価を覆してV。道中は中団のやや後ろの内で脚をためると、上がり3F最速33秒0の末脚で突き抜けた。
1年近い休養の理由は骨折。慎重に復帰へと導いた本間師は「1年ぶりの実戦であのパフォーマンスですから。今回に向けても脚元の検査、チェックをしつつ慎重にやってきて、いい状態にあります」と手応え十分。中間も順調で、21日には水曜の最終追い切りを前に「明日も坂路でやって仕上がるよ」とキッパリ。調整過程に不安はない。
最大の武器は切れのある末脚だ。師は「中京の方がいい馬だと思う」と話すものの、「阪神(内回り)は直線が短いコースだけど、今回は1400メートル。この距離なら展開ひとつでは」と末脚の生きる流れを望む。ベストは3勝を挙げる1200メートル戦だが、1400メートルにも勝ち鞍はあって守備範囲。連続好走は十分に可能とみている。
ここまでの全5勝の最高単勝人気が6番人気で、単勝の平均配当額は何と5582円。典型的な大駆けタイプだが、今回は果たして…。骨折明けからの叩き2戦目、衰えを見せない7歳馬にとって試金石の一戦だ。