福永ラストライドは3着 日本馬最先着に導く「悔いのない騎乗ができました」
「リヤドダートスプリント・G3」(25日、キングアブドゥルアジーズ)
3月から調教師に転身する福永が、騎手人生最後の騎乗を終えた。
相棒のリメイクとともに道中は後方に構え、満を持して直線へ。快調に飛ばし、なおも勢いを増すエリートパワー、ガンナイトの米国馬2頭にこそ届かなかったが、日本馬最先着となる3着に導き、さすがのリードを見せた。
勝ったのはデットーリ騎乗のエリートパワー。破竹の6連勝で新たなタイトルを手にした。
福永は「(競馬に)専念していました。無事にゴールするまでは気を抜けない。いつも通りです。最後は噛みしめましたね。これで終わりかと。こんなきれいな競馬場で最後を迎える。これから徐々にいろんな感情が押し寄せてくるんでしょう」と笑顔。「最後のレースは3着でしたが、悔いのない騎乗ができましたし、無事に騎手人生を終えることができました。また日本に帰って、引退式で感謝の気持ちを伝えたい」とコメントした。