【弥生賞展望】G1準Vのトップナイフが主役務める
「弥生賞ディープインパクト記念・G2」(3月5日、中山)
重賞で好戦を続けるトップナイフが主役となりそうだ。京都2歳Sは中団から差して頭差2着、続くホープフルSでも逃げて鼻差2着と接戦を演じた。1週前は栗東CWでサードフォース(4歳1勝クラス)と併せ、6F82秒3-38秒1-11秒4で半馬身先着。昆師は「行きっぷりがすごく良かった。以前は牝馬っぽいところがあったけど、最近は迫力が出てきた」と成長ぶりを強調。初タイトルを手にして本番へ向かいたいところだ。
京都2歳Sで1番人気を裏切ったグランヴィノス。G1馬ヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスの弟という超良血。新馬戦の勝ちっぷりから、重賞で通用する力は間違いなくある。大江助手は「広いコースの方がいい馬だと思いますが、素質の高い馬ですし、乗り切ってほしい」と課題を挙げつつも反撃に期待を寄せる。
新馬戦を優秀な内容で勝ち上がったタスティエーラも素質は引けを取らない。前走の共同通信杯では4着に敗れたものの、あの一戦だけで見限るのは早計だ。ホープフルSではリズムを欠き、11着に敗れたグリューネグリーン。ただ、メンバー唯一の重賞覇者と実力は確かだ。本来の力を発揮できれば当然、上位争いになる。
若駒Sで2、3着だったワンダイレクトとセッション、そして東京の未勝利戦を好時計で制したレヴォルタードにも注目だ。