【3歳馬格付けチェック】弥生賞Vタスティエーラ牡馬3位 牝馬ドゥーラ大敗も見限れない
春のクラシック戦線に向けて、3歳世代を独断で格付け。牡馬は弥生賞ディープ記念を勝ったタスティエーラが3位にランクインした。
4着に終わった共同通信杯では加速に手間取って伸び切れなかったが、今回は好位から早めに動いてエンジンを吹かし、最後までしっかり伸びた。V時計2分0秒4は過去10年では16年マカヒキに次ぐ2番目の速さ。その後のクラシックで活躍した21年タイトルホルダー、22年アスクビクターモアよりも優秀だ。主役を張れるだけのポテンシャルを秘めている。
すみれSを勝ったシャザーンは僅差でランクインを逃したが、レース内容は優秀だ。スタート直後につまずき、道中は最後方を追走。レースラップ前半5Fが64秒4、後半3Fは33秒8と、絶望的な展開にもかかわらず、馬群の外からメンバー最速の上がり3F33秒1を記録してあっさり差し切った。素質はG1でも通用する。
牝馬の変動はなし。チューリップ賞をモズメイメイが制したものの、V時計1分34秒0は平凡でランクインまでは届かず。5位ドゥーラは15着に敗れたが、直線で不利があり不完全燃焼。これだけでは見限れない。