【金鯱賞】グランオフィシエ大物食いだ 前走でオープン入り 成長期の5歳
「金鯱賞・G2」(12日、中京)
迎春Sで接戦を制し、グランオフィシエは待望のオープン入りを果たした。3勝クラスを卒業するのに7戦要したが、3走前のノベンバーS以外は全て掲示板を確保。ようやく前走で積もり積もったうっぷんを晴らした。
今が成長期の明け5歳。久保田師は「前走で距離を延ばしたらいい競馬をしてくれた。以前はブリンカーを着けたり、馬に前進気勢がなかったけど、ようやく気性的にも成長してくれたかな」と喜ぶ。
1週前追い切りは美浦Wで併せ馬を消化。6F84秒8-11秒4のタイムで僚馬2頭に先着し、ラスト1Fの伸びも上々だった。「先週の時点でしっかりやって、最近は体もしっかりしてきた。状態はかなりいいと思っている」と太鼓判を押す。
重賞は3歳夏のラジオNIKKEI賞以来、2度目の挑戦。それは唯一、2桁着順に敗れたレースでもある。「相手関係は強くなるけど、楽しみはあるよ。うまくスッと行けたらね」。強敵相手でも恐れはない。遅れてきたチャレンジャーの大物食いに期待したい。