【ボート】ボートレースクラシックカウントダウンコラム2
「ボートレースクラシック・SG」(16日開幕、平和島)
2023年のSG戦線がいよいよ開幕する-。「SG・第58回ボートレースクラシック」が16~21日までボートレース平和島で開催される。昨年の優勝回数などで結果を残した52人が集い、熱戦を繰り広げる。
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地元の石渡鉄兵が悲願のSG初優勝に挑む。2月のG1・関東地区選(江戸川)を制し、出場権獲得のラストチャンスをものにした。今回、東京支部から参戦できたのは石渡、山田哲也の2人のみ。「東京勢で盛り上げていきたい」と闘志を燃やす。
近況は好調が続いている。昨年11月に津、12月には多摩川で優勝。年が明けても江戸川の正月競走で幸先よく優勝を飾ると、1月のG1・江戸川周年で準優勝、そして2月の関東地区選で今年2回目の優勝だ。
「調整がうまくいっているんだと思います。この調子を維持したいですね。暖かくなって不安はありますけど」と調整面での工夫に余念はない。
好調の理由はエンジン出しだけではない。「メンタル面かな。やはり、息子の影響はありますね。家では仕事の話をすることが多いし、刺激になっています」と昨年11月にデビューした長男・翔一郎の存在もモチベーションにつながっている。
「江戸川鉄兵」の異名を取るが、平和島も今回出場選手で最多の優勝10回を数え、江戸川に次ぐ得意水面だ。「伸びにこだわらず、その時のベストを引き出せるようにしたい。やはり、賞金を稼ぎたい。それが実力の証しでもありますから」とSG初優勝を狙う。